Tierra(ティエラ)中村康弘さん
- 【はじめに】2007.11.15更新
- 【その1 Tierraのオープン】2007.11.18更新
- 【その2 モテ髪ブームのその先】2007.11.21更新
- 【その3 美容師になりたかっただけ】2007.11.24更新
【はじめに】
中村さんについて、
さて何を聞きたいかな、何を書こうかなと思った時
なんだか、ちょっとくらっとしました。
さて何を聞きたいかな、何を書こうかなと思った時
なんだか、ちょっとくらっとしました。
ことあるごとに、私は中村さんについて書いたり話をしたりしてきて
今、あらためてここで何かを書こうと思ったときに
自分の中の膨大な量の「中村さん引き出し」みたいなものに
くらっとしたようです。
今、あらためてここで何かを書こうと思ったときに
自分の中の膨大な量の「中村さん引き出し」みたいなものに
くらっとしたようです。
初めてのエディターデビューも
初めてのサロンリリースも
初めてのヘアショーも
初めてのサロン本も
初めてのパネルディスカッションも
初めてのセミナーも
初めての海外ヘアショーも
全部中村さんとご一緒させていただきました。
中村さんとの時間がなかったら
私は全然違ったタイプのライターになっていたと思う。
初めてのサロンリリースも
初めてのヘアショーも
初めてのサロン本も
初めてのパネルディスカッションも
初めてのセミナーも
初めての海外ヘアショーも
全部中村さんとご一緒させていただきました。
中村さんとの時間がなかったら
私は全然違ったタイプのライターになっていたと思う。
「誰のために」「なんのために」というのが
中村さんの口ぐせで、
それはいまや私の心の中の口ぐせでもあり
おそらく、青山原宿界隈の美容師さんたちの口ぐせにもなろうとしている。
それってすごいことだ。
中村さんの口ぐせで、
それはいまや私の心の中の口ぐせでもあり
おそらく、青山原宿界隈の美容師さんたちの口ぐせにもなろうとしている。
それってすごいことだ。
「働く」ということ。
そしてそれが
自分と自分以外の誰かの
「幸せ」に結びつくということ。
そしてそれが
自分と自分以外の誰かの
「幸せ」に結びつくということ。
そのことを、時には言葉にして、
時には無言で教えてくれた人です。
時には無言で教えてくれた人です。
もう、何度も何度もお酒をご一緒させてもらったし
何度も質問を繰り返してきた中村さんに、
今日はいったい何を聞こうかな、と、ちょっと悩みました。
で、このインタビューに向かうタクシーの中で
2007年8月号の『リクエストQJ』に掲載された
中村さんのインタビューを改めて読みなおしてみた。
そこにあったのは、今までの中村さんの歴史で
ライターの岡さんがインタビュー中に泣いてしまったというほど
感動的な内容で、私もタクシーの中で涙が出ました。
何度も質問を繰り返してきた中村さんに、
今日はいったい何を聞こうかな、と、ちょっと悩みました。
で、このインタビューに向かうタクシーの中で
2007年8月号の『リクエストQJ』に掲載された
中村さんのインタビューを改めて読みなおしてみた。
そこにあったのは、今までの中村さんの歴史で
ライターの岡さんがインタビュー中に泣いてしまったというほど
感動的な内容で、私もタクシーの中で涙が出ました。
タクシーを降りたとき決めたのは
今日は、その『リクエストQJ』から先のことを聞こう、ということ。
今の中村さん、そしてこれからの中村さんについて聞こう、ということ。
今日は、その『リクエストQJ』から先のことを聞こう、ということ。
今の中村さん、そしてこれからの中村さんについて聞こう、ということ。
中村さんの考える
「これから」に
私もこれからずっと
ご一緒できますように。
「これから」に
私もこれからずっと
ご一緒できますように。
【その1 Tierraのオープン】
増田
今日、『リクエストQJ』読み直しながらここに来たんですけれど
オープンして、ちょうど半年くらいですかね。
今日、『リクエストQJ』読み直しながらここに来たんですけれど
オープンして、ちょうど半年くらいですかね。
中村
そうですね。オープンが4月だったので、だいたい半年くらい。
普通の人の独立と違って環境に恵まれていたので
なんだか、スタートしていないような気分でもあるんです。
ちょっと不思議な感じ。
今回スムーズにいっていたぶん、
実際は2店めを出すときが本当のスタートという感じかもしれないですね。
そうですね。オープンが4月だったので、だいたい半年くらい。
普通の人の独立と違って環境に恵まれていたので
なんだか、スタートしていないような気分でもあるんです。
ちょっと不思議な感じ。
今回スムーズにいっていたぶん、
実際は2店めを出すときが本当のスタートという感じかもしれないですね。
増田
中村さんって、MINX harajukuとか、ほかの店舗とかのオープンにも
関わっていらしたりして
立ち上がりの時期って、今まで何度も見てきたと思うんですけれども、
今回、Tierraのお店を出すにあたって何が一番違いましたか?
中村さんって、MINX harajukuとか、ほかの店舗とかのオープンにも
関わっていらしたりして
立ち上がりの時期って、今まで何度も見てきたと思うんですけれども、
今回、Tierraのお店を出すにあたって何が一番違いましたか?
中村
そうですね。一番違ったのは、
認知度がないところからのスタートという部分ですね。
ブランドがないところからのスタート。
以前MINXにいたときは、
やっぱり美容業界におけるMINXのイメージがあったので
どれだけやりやすかったかということを、
今、しみじみと感じています。
今回は「Tierraって何?」というところからのスタートだったので
そういうところが、一番違うなーと。
そうですね。一番違ったのは、
認知度がないところからのスタートという部分ですね。
ブランドがないところからのスタート。
以前MINXにいたときは、
やっぱり美容業界におけるMINXのイメージがあったので
どれだけやりやすかったかということを、
今、しみじみと感じています。
今回は「Tierraって何?」というところからのスタートだったので
そういうところが、一番違うなーと。
増田
中村さんって、
MINXでこのまま続けていって
いずれ、MINXをしょって立つという道もあったと思うんですよね。
でもMINXではなくTierraというお店を出すことを選んだのは
なぜだったんでしょう?
中村さんって、
MINXでこのまま続けていって
いずれ、MINXをしょって立つという道もあったと思うんですよね。
でもMINXではなくTierraというお店を出すことを選んだのは
なぜだったんでしょう?
中村
会社はつげるんなら継ぎたいと考えていました。
でも、MINXって、美容のブランドとして考えると
やっぱり高橋マサトモさんが作ったブランド。
それだとしたら、やっぱりその想いをそのまま継承したいと思うんですよ。
MINXを引き継ぐのだったとしたら。
会社はつげるんなら継ぎたいと考えていました。
でも、MINXって、美容のブランドとして考えると
やっぱり高橋マサトモさんが作ったブランド。
それだとしたら、やっぱりその想いをそのまま継承したいと思うんですよ。
MINXを引き継ぐのだったとしたら。
でも、自分自身を個人ブランドとして考えると
そのままMINXを継承するのは自分ではない、
そういう部分が一番だと思います。
そのままMINXを継承するのは自分ではない、
そういう部分が一番だと思います。
増田
どうして今のタイミングだったんでしょうか?
どうして今のタイミングだったんでしょうか?
中村
ちょうどMINXに丸15年いたんで、
そういう節目の年というのもありました。
あとは、マサトモさんが、あと10年以内に
自分が育ててきたスタッフにMINXをゆずるだろうなという
僕の勝手なイメージがあって……。
ちょうどMINXに丸15年いたんで、
そういう節目の年というのもありました。
あとは、マサトモさんが、あと10年以内に
自分が育ててきたスタッフにMINXをゆずるだろうなという
僕の勝手なイメージがあって……。
もし、自分が独立という道を選ぶんだとしたら
自分のブランドを、
その10年くらいの間にMINXよりも大きなブランドにしたい。
そう考えると今がラストチャンスだと思ったんです。
自分のブランドを、
その10年くらいの間にMINXよりも大きなブランドにしたい。
そう考えると今がラストチャンスだと思ったんです。
増田
パートナーとしてたっちゃん(注:Tierra代表 三笠竜哉さん)と
やっていくということを決めた理由は?
パートナーとしてたっちゃん(注:Tierra代表 三笠竜哉さん)と
やっていくということを決めた理由は?
中村
そもそも最初からずっと一緒だったんですよね。三笠とは。
彼が入ったときから一緒。
単純に10年ずっと一緒で、
仕事をしていて、美容に対する想いがすごく近いと思った。
多くを語らなくても、たまに接点があるときに話をするとすごく近い。
語って語りあかして、「そう、そうだよね」という関係ではなく
見えないものだけど、価値観が近い
そこで何かを感じていた。
そもそも最初からずっと一緒だったんですよね。三笠とは。
彼が入ったときから一緒。
単純に10年ずっと一緒で、
仕事をしていて、美容に対する想いがすごく近いと思った。
多くを語らなくても、たまに接点があるときに話をするとすごく近い。
語って語りあかして、「そう、そうだよね」という関係ではなく
見えないものだけど、価値観が近い
そこで何かを感じていた。
MINXというブランドの中では、いろんな人がいるわけで
その中でも
サロンワークでの顧客だったり、売上だったり、
一般ファッション誌での見られ方
得意としているも、大切にしているもの、
頑張りたい部分がぴったり合っていた。
MINXの中でそこが同じだったのは僕たち2人だと思ったんです。
その中でも
サロンワークでの顧客だったり、売上だったり、
一般ファッション誌での見られ方
得意としているも、大切にしているもの、
頑張りたい部分がぴったり合っていた。
MINXの中でそこが同じだったのは僕たち2人だと思ったんです。
増田
以前、中村さん、ヘアショーの打ち上げで呑んだ時に
「たっちゃんと2人でやることによって、スピード感が増す」というようなことを
おっしゃってましたよね?
以前、中村さん、ヘアショーの打ち上げで呑んだ時に
「たっちゃんと2人でやることによって、スピード感が増す」というようなことを
おっしゃってましたよね?
中村
そうですね。
もちろん、早死にしたいわけじゃないんだけど(笑)
そこの価値観も合う。
やるならはやく大きくしたいし、形にしたい。
ある程度ひとつの形をMINX時代に確立していたので
無駄をはぶいて
一気にイメージしているものに近づきたい。
そのためには、当然サロンワークだけに集中するんじゃだめで
一人よりも二人でそこを一気にいきたい、と。
そうですね。
もちろん、早死にしたいわけじゃないんだけど(笑)
そこの価値観も合う。
やるならはやく大きくしたいし、形にしたい。
ある程度ひとつの形をMINX時代に確立していたので
無駄をはぶいて
一気にイメージしているものに近づきたい。
そのためには、当然サロンワークだけに集中するんじゃだめで
一人よりも二人でそこを一気にいきたい、と。
増田
実際、サロンをオープンして
想像と違った部分ってあります?
実際、サロンをオープンして
想像と違った部分ってあります?
中村
三笠君と二人でコミュニケーションをとってきて、
前は語らなくてもわかっていた部分を
コミュニケーションする部分でもっとわかってきた。
以前は「この人、こういうことあるんだな」って思って、
流していた、許していた部分が
二人が本当の意味で、お互い納得するまでコミュニケーションとるようになった。
つきつめたところにあるアンサーというのがあるというか。
そういう考え方というかな、方法を知ったといえばいいのかな。
三笠君と二人でコミュニケーションをとってきて、
前は語らなくてもわかっていた部分を
コミュニケーションする部分でもっとわかってきた。
以前は「この人、こういうことあるんだな」って思って、
流していた、許していた部分が
二人が本当の意味で、お互い納得するまでコミュニケーションとるようになった。
つきつめたところにあるアンサーというのがあるというか。
そういう考え方というかな、方法を知ったといえばいいのかな。
個性を尊重しているのか野放しなのかわからないけれど(笑)
MINXでの代表会議でも、朝まで語り明かすことはなかったので。
お互いわかっているつもりで触れていなかったこと、
大人だからわかりあっているよね、みたいな部分に
今、あえて触れている。
そんな感じがあります。
MINXでの代表会議でも、朝まで語り明かすことはなかったので。
お互いわかっているつもりで触れていなかったこと、
大人だからわかりあっているよね、みたいな部分に
今、あえて触れている。
そんな感じがあります。
増田
サロンワークで変わった部分ってありますか?
サロンワークで変わった部分ってありますか?
中村
最初は変わらないですね。
お客さんもスタッフもアシスタントも変わらずだったんだけど、
お客さんが2回め、3回めと来てくれはじめたころから
僕は変わりました。
最初は変わらないですね。
お客さんもスタッフもアシスタントも変わらずだったんだけど、
お客さんが2回め、3回めと来てくれはじめたころから
僕は変わりました。
増田
どんな部分?
どんな部分?
中村
お客様に対して、上から目線は絶対にしないで
「コラボレーション型のデザイン提案」という部分は変わらないんですが
実際に提案するスタイルやデザインに関しては、
少しだけはやいものを提案しようとするようになりました。
それはMINX時代にはなかったこと。
Tierraというブランドが、そうさせていると思うんですよね。
お客様に対して、上から目線は絶対にしないで
「コラボレーション型のデザイン提案」という部分は変わらないんですが
実際に提案するスタイルやデザインに関しては、
少しだけはやいものを提案しようとするようになりました。
それはMINX時代にはなかったこと。
Tierraというブランドが、そうさせていると思うんですよね。
お客様の中には、流行にはやくない人、
普通にファッション誌も見ない人も多い。
でも、わざわざここまで来てくれる価値のひとつとして
今本当に流行っているものはこれなんですよ、ということを提案する。
それを以前よりも意識するようになった。
普通にファッション誌も見ない人も多い。
でも、わざわざここまで来てくれる価値のひとつとして
今本当に流行っているものはこれなんですよ、ということを提案する。
それを以前よりも意識するようになった。
オープン当初は、自分自身がブランドだという意識があったので
MINXだとしてもTierraだとしても
サロンワークは特に変わらないと思ってたんだけど
実際、MINXよりも距離も遠くなり、
実際、ハード的にも小さいサロンで。
じゃあ、わざわざTierraに来てもらうための価値、
そこを考えるようになりましたね。
MINXだとしてもTierraだとしても
サロンワークは特に変わらないと思ってたんだけど
実際、MINXよりも距離も遠くなり、
実際、ハード的にも小さいサロンで。
じゃあ、わざわざTierraに来てもらうための価値、
そこを考えるようになりましたね。
以前のようにMINXみたいなブランドがあって、
「自分はこういうブランド店に来ているんだ」と
お客様に感じてもらえる強みというのがないんだということを意識するようになって
接客は初心に戻ったと思う。
より心理を探ったり、反応を気にしたり
滞在時間中の気分の良し悪しを気にしたり。
アシスタントまかせにせず、自分も100%気にするようになりました。
「自分はこういうブランド店に来ているんだ」と
お客様に感じてもらえる強みというのがないんだということを意識するようになって
接客は初心に戻ったと思う。
より心理を探ったり、反応を気にしたり
滞在時間中の気分の良し悪しを気にしたり。
アシスタントまかせにせず、自分も100%気にするようになりました。
増田
私、MINXでもTierraでも、客としてきてますけれど
こういう規模のサロンだと、
うまくいえないんだけど、濃度が増すような気がするんですよね。
私、MINXでもTierraでも、客としてきてますけれど
こういう規模のサロンだと、
うまくいえないんだけど、濃度が増すような気がするんですよね。
中村
当初は気にしていなかったんだけど
確かにそのとおりで、
スタッフが立っている感じもMINXとは違って感じられると思う。
当初は気にしていなかったんだけど
確かにそのとおりで、
スタッフが立っている感じもMINXとは違って感じられると思う。
ちょっと遠巻きに気取って立っている高級ブランド
安くはないし、なにかあったら言いますよ、というスタンスでやっているところと
当然、ブランドも値段も違う。
距離感というか、空気感が違う。
当然、違うでしょうね。
こういう空間だと、
より人間力が問われるという気がします。
安くはないし、なにかあったら言いますよ、というスタンスでやっているところと
当然、ブランドも値段も違う。
距離感というか、空気感が違う。
当然、違うでしょうね。
こういう空間だと、
より人間力が問われるという気がします。
昔のイメージでいてもいけないし
かといって、アットホームにするわけでもないし。
そのときどきの空気感に反応する
その距離感をはじめて感じました。
かといって、アットホームにするわけでもないし。
そのときどきの空気感に反応する
その距離感をはじめて感じました。
【その2 モテ髪ブームのその先】
増田
Tierraという「ブランド」の信念って?
Tierraという「ブランド」の信念って?
中村
それは、三笠とも話し中のところもあるんだけど
これくらいの規模のお店をたくさん出していきたい。
スタッフも10??20人で10面くらい。
個人的には、これくらいの規模が、
一番美容室らしい美容室って感じがするんですよね。
今はたまたま2人でやってるけれど
一人の店長が面倒見れるくらいの規模って、
これくらいの大きさかなって。
それは、三笠とも話し中のところもあるんだけど
これくらいの規模のお店をたくさん出していきたい。
スタッフも10??20人で10面くらい。
個人的には、これくらいの規模が、
一番美容室らしい美容室って感じがするんですよね。
今はたまたま2人でやってるけれど
一人の店長が面倒見れるくらいの規模って、
これくらいの大きさかなって。
で、今、増田さんに聞かれた「ブランド」という言葉だけれど
「美容におけるブランドとはなにか?」というのは
自分の中でも今の最大のクエスチョンです。
例えば、アッシュさんとか
多店舗展開して、自分たちとは違う方向性だと思っていましたけれど
arに掲載されたり、値段もしっかり高い美容師さんもいて
会社の規模が大きくて、いい場所にあるし、いい内装だし。
お客さんからの見え方を考えると、
どっちがブランドか、と。
「美容におけるブランドとはなにか?」というのは
自分の中でも今の最大のクエスチョンです。
例えば、アッシュさんとか
多店舗展開して、自分たちとは違う方向性だと思っていましたけれど
arに掲載されたり、値段もしっかり高い美容師さんもいて
会社の規模が大きくて、いい場所にあるし、いい内装だし。
お客さんからの見え方を考えると、
どっちがブランドか、と。
増田
何をもってして「ブランド」と感じるか、という部分ですね。
何をもってして「ブランド」と感じるか、という部分ですね。
中村
そう。
「日本一の美容室になるぞ」といっても
何をもってブランドなのか? 何をもって日本一なのか。
答えにばらつきがあると思う。
そう。
「日本一の美容室になるぞ」といっても
何をもってブランドなのか? 何をもって日本一なのか。
答えにばらつきがあると思う。
増田
そこをあえて聞くとすると、
中村さんにとってブランドって?
そこをあえて聞くとすると、
中村さんにとってブランドって?
中村
自分のところのスタッフが一人残らず
「自分たちは日本で一番いい美容室で働いている」という気持ちでしょうか。
みんな、一人残らずそう思えるか、ということが
一番大きいと思います。
規模の大小かかわらず
それがブレない限りは大丈夫かな、と。
目的がお金に変わったりしないということ。
大切なところはそうでありたい
自分のところのスタッフが一人残らず
「自分たちは日本で一番いい美容室で働いている」という気持ちでしょうか。
みんな、一人残らずそう思えるか、ということが
一番大きいと思います。
規模の大小かかわらず
それがブレない限りは大丈夫かな、と。
目的がお金に変わったりしないということ。
大切なところはそうでありたい
増田
中村さんとたっちゃんって、
近年まれに見る大円満独立ですけれども、
お客さんって、どうでしたか?
100%ついてきてくれた感じ、します?
中村さんとたっちゃんって、
近年まれに見る大円満独立ですけれども、
お客さんって、どうでしたか?
100%ついてきてくれた感じ、します?
中村
そうですね。
外国人の方とか、目立つ感じの方というのは
こちらのお店ではなく、MINXに残ったような気がします。
そうですね。
外国人の方とか、目立つ感じの方というのは
こちらのお店ではなく、MINXに残ったような気がします。
ただ、ふと考えると長いお客さんが多いんですよね。
広尾のときからのお客さんが結構いるんですよ。
当時、僕の売上が100万くらいだったころ。
広尾→渋谷→原宿→Tierraと移動してきて
それなのに、ずっと来てくださっているということですよね。
広尾のときからのお客さんが結構いるんですよ。
当時、僕の売上が100万くらいだったころ。
広尾→渋谷→原宿→Tierraと移動してきて
それなのに、ずっと来てくださっているということですよね。
増田
ああ、それはすごいことですね。
ああ、それはすごいことですね。
中村
その広尾時代から来てくださっているお客さんの中に
30歳くらいのインテリアのデザインをやっている人がいるんです。
すごく小柄で可愛い人で
何やっても喜んでくれる人で
ちょっと変わったことをしても楽しんでくれる人だったんですけれど
原宿の後半は、そういえばあまり面白いこと提案できてなかったなーと。
その広尾時代から来てくださっているお客さんの中に
30歳くらいのインテリアのデザインをやっている人がいるんです。
すごく小柄で可愛い人で
何やっても喜んでくれる人で
ちょっと変わったことをしても楽しんでくれる人だったんですけれど
原宿の後半は、そういえばあまり面白いこと提案できてなかったなーと。
この間、彼女がTierraに来てくれたときに、
なんだかすごく自分でパーマを巻きたくなって
僕がパーマを巻いたんですよね。
そしたら帰るときに、彼女すごくいい笑顔をしていて
「すごい良かった。昔の中村さんの目をしていたよ」と言って
帰っていったんですよ。
で、
ああそうだなーと思って。
原宿店の最後のころは
デジパーかけて、アイロンで巻いて、そのアイロンも売って……って。
あのままずっといっていたら
自分の仕事が、違う方向に行っちゃってたのかも。
なんだかすごく自分でパーマを巻きたくなって
僕がパーマを巻いたんですよね。
そしたら帰るときに、彼女すごくいい笑顔をしていて
「すごい良かった。昔の中村さんの目をしていたよ」と言って
帰っていったんですよ。
で、
ああそうだなーと思って。
原宿店の最後のころは
デジパーかけて、アイロンで巻いて、そのアイロンも売って……って。
あのままずっといっていたら
自分の仕事が、違う方向に行っちゃってたのかも。
自分を刺激してくれる、
面白いといったら言葉が違うかもしれないですけれど、
そういう大事なお客さんが減ってたな??と。
だから、すごく長いお客さんが多いことには感謝しています。
面白いといったら言葉が違うかもしれないですけれど、
そういう大事なお客さんが減ってたな??と。
だから、すごく長いお客さんが多いことには感謝しています。
増田
これだけ何度もお仕事をお願いさせていただいて
いまさら私が聞くのもなんですけれども
やっぱり、右も左も「モテ髪最前線」みたいな時代というか
そういう波って、ありましたよね。
その時代を経て、今って
きっと何か違うことを考えていらっしゃると思うですけど……。
これだけ何度もお仕事をお願いさせていただいて
いまさら私が聞くのもなんですけれども
やっぱり、右も左も「モテ髪最前線」みたいな時代というか
そういう波って、ありましたよね。
その時代を経て、今って
きっと何か違うことを考えていらっしゃると思うですけど……。
中村
1つは、増田さんが言ってましたけど
「そもそも、本当にモテたいのか?」という部分ですよね(笑)。
そういう話、よくしたよね(笑)。
でも「やっぱり1回はモテたいよね」とか。
1つは、増田さんが言ってましたけど
「そもそも、本当にモテたいのか?」という部分ですよね(笑)。
そういう話、よくしたよね(笑)。
でも「やっぱり1回はモテたいよね」とか。
確かに、みんなが同じものを作り上げて
まねっ子をして、という時代がありました。
その人の本来の良さを引き出すのが僕らの仕事なのに
みんな同じものをつくってどうする?
ロングで巻いておけば、本当にいい女に見えるのか? という違和感。
まねっ子をして、という時代がありました。
その人の本来の良さを引き出すのが僕らの仕事なのに
みんな同じものをつくってどうする?
ロングで巻いておけば、本当にいい女に見えるのか? という違和感。
増田
うん。そうですよね。あります。私も。そういう違和感。
うん。そうですよね。あります。私も。そういう違和感。
中村
さっきの古いお客さんの話じゃないけど
そもそも、僕たちの仕事って
ヘアスタイルを作ってあげて喜ばれる仕事。
作るのも好きだし、作ってあげるのはもっと好き。
工場の機械になったわけじゃないんで
同じことの繰り返しをしてちゃダメだと。
美容室が盛り上がるのを
機械にたよっているようなものですよね。
さっきの古いお客さんの話じゃないけど
そもそも、僕たちの仕事って
ヘアスタイルを作ってあげて喜ばれる仕事。
作るのも好きだし、作ってあげるのはもっと好き。
工場の機械になったわけじゃないんで
同じことの繰り返しをしてちゃダメだと。
美容室が盛り上がるのを
機械にたよっているようなものですよね。
僕、巻き髪とかアレンジというのは
ファッションでいうところの「着まわし術」だと思っているんです。
もちろん、その着まわしをお手伝いすることもしますけれども
本質的なところでは「着まわし」というのはお客さん側のことで
僕たちの仕事は、やっぱり洋服をデザインすることだと思うんです。
だからやっぱり
僕らの手から発信できるものを一番大事にしたい。
ファッションでいうところの「着まわし術」だと思っているんです。
もちろん、その着まわしをお手伝いすることもしますけれども
本質的なところでは「着まわし」というのはお客さん側のことで
僕たちの仕事は、やっぱり洋服をデザインすることだと思うんです。
だからやっぱり
僕らの手から発信できるものを一番大事にしたい。
久しぶりにボブが流行っているじゃないですか。
ボブというのは、
美容師が美容師の力でデザインを変えていくんだよね。
アツイですよね。
このアツイ部分、
デザインする部分というのは
一番大事にしないといけないと思う。
ボブというのは、
美容師が美容師の力でデザインを変えていくんだよね。
アツイですよね。
このアツイ部分、
デザインする部分というのは
一番大事にしないといけないと思う。
増田
そうですね。
雑誌を作る側の人間が言っていいことかどうかわからないんですけれど
最近のページって、ちょっと読者を甘く見すぎだな、って
思うことがあるんです。
読者はもっともっと目が肥えているし
ちゃんと見ている。
だからデザイン回帰の発想は必ず受け入れられると思います。
ていうか、そういう時代が確実にくると思うんですよね。
そうですね。
雑誌を作る側の人間が言っていいことかどうかわからないんですけれど
最近のページって、ちょっと読者を甘く見すぎだな、って
思うことがあるんです。
読者はもっともっと目が肥えているし
ちゃんと見ている。
だからデザイン回帰の発想は必ず受け入れられると思います。
ていうか、そういう時代が確実にくると思うんですよね。
中村
特に、最近の大人め雑誌では
一人ひとり、その人自身をフューチャーしている企画が増えましたよね。
それがヘアスタイルにおいてもリアルに求められはじめている。
その人らしさはなにかと、デザイナーが考える。
そういう企画です。
特に、最近の大人め雑誌では
一人ひとり、その人自身をフューチャーしている企画が増えましたよね。
それがヘアスタイルにおいてもリアルに求められはじめている。
その人らしさはなにかと、デザイナーが考える。
そういう企画です。
僕らがやることはデザインでしかない。
いい場所だったり、内装だったり、気の利いたサービスだったり
そういうところで勝負してもしかたない。
以前、僕自身もセミナーで
接客とか、もてなし心とか、そういう内容でしていたけど
あらためて今、そこじゃないな、と。
いい場所だったり、内装だったり、気の利いたサービスだったり
そういうところで勝負してもしかたない。
以前、僕自身もセミナーで
接客とか、もてなし心とか、そういう内容でしていたけど
あらためて今、そこじゃないな、と。
ヘアデザインが作れない人が他でカバーするのはいいけれど
僕らはやっぱりデザインで売ってきたい。
接客とか内装とか、それはあくまで付加価値であって
メインの売り物はデザインであるということに
以前よりもっと意識的になってきました。
僕らはやっぱりデザインで売ってきたい。
接客とか内装とか、それはあくまで付加価値であって
メインの売り物はデザインであるということに
以前よりもっと意識的になってきました。
増田
なんか変な質問ですけれど、
デザイナー部分と、スタイリスト部分
どれくらいの割合なんでしょうかね?
なんか変な質問ですけれど、
デザイナー部分と、スタイリスト部分
どれくらいの割合なんでしょうかね?
中村
以前は、2割くらいデザイナー、8割はスタイリスト。
「なんでも似合わせられますよ」という感じだと思っていたんです。
そこが自分らしいと思っていたりして、
サロンワーカーとしてベストな割合だと思ってたけど
最近はデザイナーとしての部分が
大きなウェイトになってきたと思います。
以前は、2割くらいデザイナー、8割はスタイリスト。
「なんでも似合わせられますよ」という感じだと思っていたんです。
そこが自分らしいと思っていたりして、
サロンワーカーとしてベストな割合だと思ってたけど
最近はデザイナーとしての部分が
大きなウェイトになってきたと思います。
【その3 美容師になりたかっただけ】
増田
Tierraをオープンしたことによって
高橋マサトモさんや鈴木美枝子さんに対しての見方が
あらためて変わった部分ってありますか?
Tierraをオープンしたことによって
高橋マサトモさんや鈴木美枝子さんに対しての見方が
あらためて変わった部分ってありますか?
中村
そうですね。
正直なところ、まだわからない。
二人とはずっと一緒にいたんで、
いまさら「いや、やっぱりあの二人はすごかったと思う」と言うほど
わかっていなかったわけでも
見えていなかったわけでもないので。
そうですね。
正直なところ、まだわからない。
二人とはずっと一緒にいたんで、
いまさら「いや、やっぱりあの二人はすごかったと思う」と言うほど
わかっていなかったわけでも
見えていなかったわけでもないので。
ただ、あのスピードでサロンが大きくなること、
そして、それだけじゃなくて
力のある人間が残っているというのは
他のサロンにないところ。
それは、客観的に見えるようになって
やはりすごいことだと思います。
そして、それだけじゃなくて
力のある人間が残っているというのは
他のサロンにないところ。
それは、客観的に見えるようになって
やはりすごいことだと思います。
増田
中村さんって、
この青山、原宿というエリアでサロンを出している美容師の責任、みたいなところ
業界での役割、というのような部分をいつも考えていらっしゃいますよね。
それは、このエリアでやっている美容師さんの中でも特に強いと思うんですよ。
中村さんが「業界での役割」というのを意識するのは
どうしてなんでしょう?
中村さんって、
この青山、原宿というエリアでサロンを出している美容師の責任、みたいなところ
業界での役割、というのような部分をいつも考えていらっしゃいますよね。
それは、このエリアでやっている美容師さんの中でも特に強いと思うんですよ。
中村さんが「業界での役割」というのを意識するのは
どうしてなんでしょう?
中村
そうですね。やっぱりMINXの環境があるとは思うんですけれども
それでも、その考え方がすんなり入ってきたということは
自分の中にもそういう部分があると思う。
そうですね。やっぱりMINXの環境があるとは思うんですけれども
それでも、その考え方がすんなり入ってきたということは
自分の中にもそういう部分があると思う。
ひとことで言うのは難しいんだけど
「日本の女性を美しくするんだ」ということの
大切さを伝えなきゃいけないということ。
これって、一人じゃできるわけないし。
その気持ちを伝えていくブランドを大きくする必要があるし
講習にいって、できるだけ多くの人に伝えたいと思うし。
テクニック、デザインが、
日本全国で同時進行できるようなイメージ。
「日本の女性を美しくするんだ」ということの
大切さを伝えなきゃいけないということ。
これって、一人じゃできるわけないし。
その気持ちを伝えていくブランドを大きくする必要があるし
講習にいって、できるだけ多くの人に伝えたいと思うし。
テクニック、デザインが、
日本全国で同時進行できるようなイメージ。
そういう意味で
高橋(マサトモさん)、鈴木(三枝子さん)を思い出してみると
美容師からの見られ方をすごく気にしていましたね。
それはもちろん、ただカッコつけているんじゃなく
美容師としてカッコイイ存在でありたいということ。
自分たちが儲けるわけじゃないけれど
自分たちがコケるわけにいかないということを、すごくわかっていて。
高橋(マサトモさん)、鈴木(三枝子さん)を思い出してみると
美容師からの見られ方をすごく気にしていましたね。
それはもちろん、ただカッコつけているんじゃなく
美容師としてカッコイイ存在でありたいということ。
自分たちが儲けるわけじゃないけれど
自分たちがコケるわけにいかないということを、すごくわかっていて。
今って、美容師になりたい若者がどんどん減っているじゃないですか。
美容学校もどんどんつぶれていく。
もちろん時代の流れや人口の推移もあるんだけど
それって、僕たちがカッコイイ姿を見せられてないのかなと。
だとしたら、
カッコイイ姿を見せていく、ということが、僕らの役割なのかな、と。
直接言われたわけじゃないんですけれど
高橋、鈴木から学んだことだと思うんです。
美容学校もどんどんつぶれていく。
もちろん時代の流れや人口の推移もあるんだけど
それって、僕たちがカッコイイ姿を見せられてないのかなと。
だとしたら、
カッコイイ姿を見せていく、ということが、僕らの役割なのかな、と。
直接言われたわけじゃないんですけれど
高橋、鈴木から学んだことだと思うんです。
増田
学会(青山・原宿の美容師さんが集まる勉強会)も
そういう立ち位置で、どんどん発展していくといいですよね。
学会(青山・原宿の美容師さんが集まる勉強会)も
そういう立ち位置で、どんどん発展していくといいですよね。
中村
先日PREPPYが同行して千葉に講習に行ったんですけどね
もちろん雑誌だから、売れなきゃいけないということもあるんだろうけれど
それだけじゃなくて
やっぱり、学会(PREPPYでは「青原会」と命名)の存在で
全国の美容師のモチベーションアップをしてほしいという想いがあって
編集部もやっていると思うんですよ。
だから学会にからんでいるサロンやメンバーが
これから何を考えていくのか、
学会の方向性もちゃんと考えていくべき。
いいデザインをつくるんだよ、これがブランドだよって、
自分たちが言っているだけじゃダメで。
先日PREPPYが同行して千葉に講習に行ったんですけどね
もちろん雑誌だから、売れなきゃいけないということもあるんだろうけれど
それだけじゃなくて
やっぱり、学会(PREPPYでは「青原会」と命名)の存在で
全国の美容師のモチベーションアップをしてほしいという想いがあって
編集部もやっていると思うんですよ。
だから学会にからんでいるサロンやメンバーが
これから何を考えていくのか、
学会の方向性もちゃんと考えていくべき。
いいデザインをつくるんだよ、これがブランドだよって、
自分たちが言っているだけじゃダメで。
増田
そのためには、本当の底上げというか
裾野を広げていかなきゃいけない、ということですよね。
そのためには、本当の底上げというか
裾野を広げていかなきゃいけない、ということですよね。
中村
例えば美容学校に対して、
サロン側でイベントを仕掛けたり
美容学校以前の高校生とかに伝える部分がないよね。
自分たちの力で、地方の高校の体育館にいって美容のすごさを伝える
どれだけ美容が大切な仕事か、ということを
医者とか、看護師とか、そこと一緒の並びで美容の素晴らしさを語りたいよね。
そういう話をしたうえで、ステージで劇的変身させるショーとかね。
例えば美容学校に対して、
サロン側でイベントを仕掛けたり
美容学校以前の高校生とかに伝える部分がないよね。
自分たちの力で、地方の高校の体育館にいって美容のすごさを伝える
どれだけ美容が大切な仕事か、ということを
医者とか、看護師とか、そこと一緒の並びで美容の素晴らしさを語りたいよね。
そういう話をしたうえで、ステージで劇的変身させるショーとかね。
増田
ああ、素敵ですね。高校、まわってほしい!
私自身も、今、高校生が美容師さんになりたいって思った時に読めるような
そんな本やサイトができればいいのに、と思って
働きかけているところです。
ああ、素敵ですね。高校、まわってほしい!
私自身も、今、高校生が美容師さんになりたいって思った時に読めるような
そんな本やサイトができればいいのに、と思って
働きかけているところです。
中村
他の仕事と比べるものでもないけれど、
16年美容師やっていて、いまだに飽きないし
お金もらえるから我慢しようって思ったことは一度もないんですよ。
環境を変えようと思ったことはあるけど
美容師を辞めようと思ったことはないんです。
今、なお新鮮。
それって、他の仕事の友達とは、全く話が合わない部分なんです。
社会人として、立場的にもかなりなポジションにいる人たちだとしても
仕事に我慢している、という人は多い。
だからこそ、僕はやっぱり美容師っていい仕事だと言える。
「働くって何ですか?」と聞かれたときに
何かをして、その代償としてお金をもらっているって
そんなこと思ったこともないんです。
他の仕事と比べるものでもないけれど、
16年美容師やっていて、いまだに飽きないし
お金もらえるから我慢しようって思ったことは一度もないんですよ。
環境を変えようと思ったことはあるけど
美容師を辞めようと思ったことはないんです。
今、なお新鮮。
それって、他の仕事の友達とは、全く話が合わない部分なんです。
社会人として、立場的にもかなりなポジションにいる人たちだとしても
仕事に我慢している、という人は多い。
だからこそ、僕はやっぱり美容師っていい仕事だと言える。
「働くって何ですか?」と聞かれたときに
何かをして、その代償としてお金をもらっているって
そんなこと思ったこともないんです。
増田
一番楽しい時間って、どんな時ですか?
一番楽しい時間って、どんな時ですか?
中村
最近やっぱりサロンワークしているときが一番楽しくて
サロンワークに戻ってきた感じです。
お客さんを笑わそうとして、結局自分が一番笑っている時かな
「そうそう、俺って、美容師になりたかっただけなんだなー」と思う瞬間がある。
「こんなのどうですか?」って提案した髪を「いいわねー」と言ってやってくれるお客さんがいて
もうほんと、それだけなんだよなーと。それがやりたかっただけなんだと。
最近やっぱりサロンワークしているときが一番楽しくて
サロンワークに戻ってきた感じです。
お客さんを笑わそうとして、結局自分が一番笑っている時かな
「そうそう、俺って、美容師になりたかっただけなんだなー」と思う瞬間がある。
「こんなのどうですか?」って提案した髪を「いいわねー」と言ってやってくれるお客さんがいて
もうほんと、それだけなんだよなーと。それがやりたかっただけなんだと。
だから、これからどんな時代がきても、ややこしいビジネスは考えないんだろうなと思う。
お客さんに対して心地よい美容室であればいい。
「美容師はしょせん美容師だろ」という気持ち。
いろんなタイプの美容師さんを否定する気はないけど
自分の基本スタンスはサロンワークにあって
そこが心地よければいいなと思う。
お客さんに対して心地よい美容室であればいい。
「美容師はしょせん美容師だろ」という気持ち。
いろんなタイプの美容師さんを否定する気はないけど
自分の基本スタンスはサロンワークにあって
そこが心地よければいいなと思う。
増田
今日ね、『リクエストQJ』読みながらきたんだけど
で、今もいろいろお話させてもらって、すっごく思ったのが
「中村さんって、変わらないなー」ってこと。
でもそれって頑固な感じじゃなくて
もちろん、その時どきで柔軟に変わっているんだけど
大筋というか、根っこというかそういう部分が
ずっと変わってない感じがします。
今日ね、『リクエストQJ』読みながらきたんだけど
で、今もいろいろお話させてもらって、すっごく思ったのが
「中村さんって、変わらないなー」ってこと。
でもそれって頑固な感じじゃなくて
もちろん、その時どきで柔軟に変わっているんだけど
大筋というか、根っこというかそういう部分が
ずっと変わってない感じがします。
たっちゃんが、このインタビューで、
「中村さんは、すごく大きい」って言っていて
「すごく柔軟でいろんなものを受け入れられる」って言ってたんですよ。
その感じが、とてもよくわかる……。
「中村さんは、すごく大きい」って言っていて
「すごく柔軟でいろんなものを受け入れられる」って言ってたんですよ。
その感じが、とてもよくわかる……。
中村
三笠との話もそうかもしれないんですが
切り口が違うだけで最終的には同じだねということって
多いと思うんです。
最初はなんか違うように聞こえることも
ちゃんと時間をかけて聞き出していくと
言い方が違っているだけで、同じことを言っていたりする。
ほとんどのことって、そうなんじゃないかと思うんです
疑って聞いていると耳に入ってこないことも
そのとおりだなと思って聞いていると、すっと入ってくる。
三笠との話もそうかもしれないんですが
切り口が違うだけで最終的には同じだねということって
多いと思うんです。
最初はなんか違うように聞こえることも
ちゃんと時間をかけて聞き出していくと
言い方が違っているだけで、同じことを言っていたりする。
ほとんどのことって、そうなんじゃないかと思うんです
疑って聞いていると耳に入ってこないことも
そのとおりだなと思って聞いていると、すっと入ってくる。
増田
中村さんって、本当によく
「誰のために? 何のために?」って聞くじゃないですか。
人にも質問するし
自分でも自問自答しているんだと思うんですが。
あれって、いつぐらいからなんですか?
中村さんって、本当によく
「誰のために? 何のために?」って聞くじゃないですか。
人にも質問するし
自分でも自問自答しているんだと思うんですが。
あれって、いつぐらいからなんですか?
中村
いつくらいからでしょうね?
いつ最初にいったかも覚えてないんですけど。
僕って、もともと人に質問されたら
その人が一体何を聞きたいのか知りたくて、
質問し返しちゃうクセがあったんですよ。
家族にも「こっちが質問してるのに……」ってよく言われてた。
その人が大切にしているものは何なんだろう? ってことを
常に自分の中で納得したいんでしょうね。
いつくらいからでしょうね?
いつ最初にいったかも覚えてないんですけど。
僕って、もともと人に質問されたら
その人が一体何を聞きたいのか知りたくて、
質問し返しちゃうクセがあったんですよ。
家族にも「こっちが質問してるのに……」ってよく言われてた。
その人が大切にしているものは何なんだろう? ってことを
常に自分の中で納得したいんでしょうね。
決してそんなにドライな性格じゃないけど
無駄なことはしたくないというのもあって
何をやるにも意味をつけていきたいというのがあるんです。
だから、今やっていることは
「誰のために」「何のために」やっているのかということを
いつも明確にしておきたい。
お金のために言い切れる人は、それはそれでいいと思う。
無駄なことはしたくないというのもあって
何をやるにも意味をつけていきたいというのがあるんです。
だから、今やっていることは
「誰のために」「何のために」やっているのかということを
いつも明確にしておきたい。
お金のために言い切れる人は、それはそれでいいと思う。
美容学校の同級生に
「キレイなお姉さんに触っていたいから美容師になりたかったんだよね。
だから俺は六本木とか銀座のサロンがいい」って言ってたのがいて
そういうのって、すごくストンと納得できたんですよ。
「なんとなく」、が一番嫌いなのかもしれない。
「キレイなお姉さんに触っていたいから美容師になりたかったんだよね。
だから俺は六本木とか銀座のサロンがいい」って言ってたのがいて
そういうのって、すごくストンと納得できたんですよ。
「なんとなく」、が一番嫌いなのかもしれない。
増田
中村さんって、将来的にどんなところを目指しているんですか?
そういえば、聞いたことなかったなーと今、突然思いました(笑)。
例えば、60歳くらいになった時、とか。
中村さんって、将来的にどんなところを目指しているんですか?
そういえば、聞いたことなかったなーと今、突然思いました(笑)。
例えば、60歳くらいになった時、とか。
中村
そうですねー。
別に宗教という意味ではなくて
お釈迦様みたいに
後光がさしている人になりたい。
悩みがあって人が集まってきた時に
僕がにこっとしたら喜んでもらえるような、そんな人になりたい。
なんか、変な言い回しですけれど。
そうですねー。
別に宗教という意味ではなくて
お釈迦様みたいに
後光がさしている人になりたい。
悩みがあって人が集まってきた時に
僕がにこっとしたら喜んでもらえるような、そんな人になりたい。
なんか、変な言い回しですけれど。
増田
いや。なんかすっごくイメージわいちゃいました。
いや。なんかすっごくイメージわいちゃいました。
中村
それがお客さんだけじゃなく
他のサロンの美容師さんだとしても。
そういう人になりたい。
それがお客さんだけじゃなく
他のサロンの美容師さんだとしても。
そういう人になりたい。
増田
中村さん、今日はありがとうございました。
また、半年後にお話聞かせていただいてもいいですか。
中村さん、今日はありがとうございました。
また、半年後にお話聞かせていただいてもいいですか。
中村
いやいやこちらこそ。
面白かったです。
またぜひやりましょう。
いやいやこちらこそ。
面白かったです。
またぜひやりましょう。
2007.10.11取材分 完


